【徹底比較】パワーラック vs ハーフラック｜後悔しないホームジム選び

メリット

高重量トレーニングと最高の安全性

パワーラックの最大の魅力は、その最高の安全性と安定性にあります。

トレーニングのバリエーションが豊富なことも魅力です。チンニングバー（懸垂用バー）が付属しているモデルも多く、アタッチメントを追加すればさらに多様なトレーニングが可能です。

四方を支柱で囲まれた箱型の堅牢な構造 により、高重量のスクワットやベンチプレスにおいて、万が一バーベルを落としてしまっても４本脚がしっかりと受け止め、高い安全性を確保します。長いセーフティバー（安全バー）も、重いウェイトを安心して受け止めることができます。

本格的なトレーニングが可能

筋トレの「BIG3」（ベンチプレス、スクワット、デッドリフト）を本格的に行うのに最適で、自分の体格やトレーニング目的に合わせた最適な重量設定を安心して行えます。

デメリット

高い安全性と機能性を誇るパワーラックですが、導入にはいくつかのハードルがあります。

初期費用がかかる

ハーフラックに比べて初期費用が高価になる傾向があります。

広い設置スペースが必要

特に、幅120cm、奥行き145cm、高さ220cm程度のものが多く、本体寸法に加えてバーベルシャフトの長さ（通常220cm）やトレーニング動作に必要な前後左右の余裕（目安として寸法+2mほど）を考慮すると、6畳以上のスペースが推奨されます。天井の高さも重要で、懸垂を行う場合はラックの高さに加えて30〜40cmほどの余裕が必要とされます。

重量が重い

本体重量が重く、一度設置すると移動が困難です。

メリット

ハーフラックは、特に「自宅に設置しやすい」という点で大きなメリットを持ちます。

基本的なバーベルトレーニングに対応

スクワット、ベンチプレス、デッドリフトのほか、チンニング（懸垂）やディップスも可能なモデルが多く、手軽に全身を鍛えられます。

コンパクトで省スペース

奥行きが短いオープンな構造で、パワーラックの半分程度のスペース（例えば6畳程度の部屋や2.5m×2.5mのコンパクトな空間）にもBIG3トレーニングに必要な環境を構築可能です。日本の住宅事情に合わせた設計の製品も多く、マンションなどスペースに余裕がない部屋にも対応しやすいです。

比較的安価に入手できる

コストを抑えてホームジムを構築したい初心者にとって魅力的な選択肢です。

本体重量が軽く、移動させやすい

模様替えやレイアウトの微調整がパワーラックよりも比較的容易です。

デメリット

コンパクトさと手軽さの反面、ハーフラックには注意すべき点もあります。

セーフティバーが短い場合がある

パワーラックのセーフティバーと比較して短い場合が多く、追い込んだトレーニング中にウェイトを落下させてしまうリスクが高まる可能性があります。
形状的にストラップセーフティの設置は難しいとされています。

安定性にやや欠ける

支柱が2本であるため、四方を囲まれたパワーラックに比べて構造的な安定性は劣ります。
高重量でのスクワット時に後方に大きく体勢を崩した場合、転倒のリスクはパワーラックより高いとされます。

LEADING EDGEカスタムラックの圧倒的なメリット

LEADING EDGEカスタムラックは、従来のハーフラックやパワーラックの概念を覆す、多くのメリットを持っています。

日本の住環境にフィットする「絶妙なサイズ感」と省スペース設計

コンパクトながら高機能
パワーラック時本体のサイズは約幅120cm×奥行173cm×高さ215cm。YouTubeでのレビューでは「6畳の部屋に収まる絶妙なサイズ感」と評価されており、マット幅2m×3m（約3畳）にパワーラック本体、ダンベル、プレートを置いても通路を確保できると紹介されています。

天井高の心配を軽減
一般的な日本の住宅の天井高（約240cm）を考慮し、215cmという高さに設計されています。これにより、懸垂（チンニング）動作時にも頭が天井に当たりにくいため、ストレスなくトレーニングが可能です。

成長に合わせて「後から拡張できるカスタマイズ性」

段階的な導入が可能
最初は手軽なハーフラックとして導入し、トレーニングの継続やレベルアップに伴い、パワーラック、スミスマシン、プーリーシステムなどのアタッチメントを後から追加できます。

初期投資のリスク軽減
高価なトレーニング器具を一度に揃える不安を解消し、無理なく本格的なホームジム環境を段階的に構築できます。

多機能性
フルカスタムの状態にすれば、フリーウェイト、固定軌道（スミスマシン）、ケーブルトレーニングといった、ジムレベルの多様なメニューを1台で網羅できます。これにより、全身のあらゆる部位を効率的に鍛えることが可能です。

高い安全性と「精緻な調整機能」

ナンバリング刻印
本体フレームには番号が刻印されており、自分のベストポジションが一目で分かります。す。

上級者も満足の強度
カスタムラック本体の耐荷重は、チンニングアーム200kg、バーベルラック300kg、セーフティーバー400kgと、家庭用としては非常に高い堅牢性を誇ります。高重量トレーニングを安全に行うために必須の性能です。

特許出願済みの2.5cm刻みフック
一般的なラックの5cm刻みに対して、2.5cm刻みでバーベルフックの高さを調整できるため、自分の体格や種目に合わせた最適なラックアップ位置やセーフティ位置をより細かく設定できます。これは特に、ホームジムで補助者なしで高重量を扱う際の安全性とトレーニング効率に大きく貢献します。

「特許出願済みの独自グリップ構造」チンニングバー
ワンタッチで切り替え可能、360°回転し9段階で幅を調整できるため、狙いたい部位や骨格に合わせて手幅や握る角度を最適化でき、背中のトレーニング効果を最大化できます。

LEADING EDGEカスタムラックで「気になった点」

YouTubeの正直レビューでは、LEADING EDGEカスタムラックの利点だけでなく、実際に使ってみて気になった点も挙げられています。ユーザーが後悔しない選択をするために、宅トレ専門コーチのダンさんが包み隠さずご紹介しています。

フリーウェイトバーベルの取り付け位置

ハーフラック前面に取り付ける場合
ベンチプレス時の足場やベンチの置き場確保のため、奥行きが2.5mほど必要となり、省スペースというメリットが薄れる可能性があります。また、懸垂時に下半身がバーベルに当たるストレスを感じる場合があるようです。

パワーラック支柱前面に取り付ける場合
スミスマシンのバーベルプレートと干渉し、同時にプレートを装着しているとぶつかることがあります。また、セーフティを設置するとプーリーの滑車が上がらなくなる問題も挙げられています。

対処法と運用

レビューでは、使用しない時はスミスにプレートをつけない、プーリーを使う時はセーフティを外すといった運用で対応できるとされています。これらの点は、フルカスタムで多様なアタッチメントを同時に利用する際に特に考慮すべきポイントと言えるでしょう。

LEADING EDGEカスタムラックはどんな人におすすめ？

パワーラックとハーフラックの比較、そしてLEADING EDGEカスタムラックの特長を踏まえ、どんな人にこの製品が最適なのかをまとめました。

LEADING EDGEカスタムラックが「おすすめな人」

限られたスペースでも本格的なホームジムを構築したい人

6畳に収まるコンパクト設計と、多機能を拡張できる柔軟性を求める方に最適です。

自分の成長や予算に合わせて段階的に器具をアップグレードしたい人

最初はハーフラックから始め、後からパワーラック、スミスマシン、プーリーケーブルマシンなどを、「自身の成長や条件に合わせて機能を追加していきたい」というニーズを持つ方に強くおすすめです。

高い安全性と多機能性を両立したい人

高重量トレーニング対応の堅牢性と、2.5cm刻みフックや多機能チンニングバーといった精緻な調整機能を重視する方に適しています。

デザイン性も重視したい人

ブラック一色で統一されたシンプルなデザインは、スタイリッシュなホームジム空間を演出したい方にも魅力的な選択肢となるでしょう。

LEADING EDGEカスタムラックが「おすすめできない人」

とにかく最安値でホームジムを揃えたい人

LEADING EDGEはコストパフォーマンスに優れていますが、市場で最も安価なメーカーというわけではありません。

ジム並みの業務用大型ラックを導入したいガチのパワーリフター

LEADING EDGEカスタムラックは耐荷重400kgと上級者も満足できる設計ですが、大手ジムなどで取扱いされているような大型業務用ラックのスペックを求める場合は、選択肢が異なる可能性があります。広大なスペースと潤沢な予算がある場合は別の商品を検討しましょう。